銀色の髪のアギト 初回限定版 [DVD]



銀色の髪のアギト 初回限定版 [DVD]
銀色の髪のアギト 初回限定版 [DVD]

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すべてが星一つ

最新のCG技術を使いこなし美麗な映像を作り上げることで有名なGONZOの作品。

星一つなのは、以下の三つの理由から。

1。声優(特に主役)の棒読みが酷くてとてもではないが聞いていられないこと。
2。宮崎駿作品のオマージュと言ってもやりすぎなシナリオ。(詰め込みすぎ)
3。主人公とヒロインの仲が深まる理由が不明確。

それでも森が襲ってくるとか、森の力でヒーローになるとかという発想は面白い。
もう少し宮崎アニメ臭と無駄な三角関係などを削れば良い作品になるのではないかと思う。
(声優は本職の人を使うべきだけども)
音楽はいいのだが

脚本は最後がいまいちだがそこまでいうほど悪くはない。しかし、声優があっていないキャラがあまりにも多すぎるため評価を大きく落としている。
設定に関しても生かしきれなかった点も評価を落とす原因となっている。
音楽面はいいのでサントラだけはほしいと感じた。
公開前に盛り上がっただけに・・・

まずは何と言っても説明不足。
私なんかは劇場に見に行って、コンプリートガイドなる本も購入して、
今回の特典ディスクのメイキングを見て、やっとストーリーの全貌やら
各キャラの性格云々、時代背景などを理解できた感じ。
ここは思い切って90分ではなく、120分でも良かったと思うし、
何だったら、実績のあるOVAやTVアニメにシフトチェンジしても良かったと思う。
劇場作品というものに拘りすぎたという印象を受ける。
切り詰める所は切り詰めて、詰め込む所はとことん詰め込んだ挙句、
劇場作品として何を伝えたいのか、何を語りたいのか・・・、
一番大事な部分がぼやけてしまっている。

爆心地で自然に取り込まれてしまった双子の姉妹。
三人の強化体の過去や中立都市の成り立ち。
シュナックが目覚めてからラグナに移るまでの詳しい経緯。
どれもストーリーを物語る上で大事なことな筈なのに、
劇中で殆ど触られておらず、「裏設定」という事で片付いてしまっている。

また、主体性の無い主人公アギトとヒロインのトゥーラ。
ストーリーを削ったから場面が飛び飛びになるのはまだ分かるけど、
主人公たちの感情、信念も飛び飛びになってしまっているのはちょっと・・・。

私みたいなコアな知りたがりならまだしも、
普通の人なら、理解できないストーリーに感情移入できないキャラ。
・・・納得できるはずがない。

しかし、GONZOのハイクオリティなアニメーション技術は一見の価値有り。
近年よく見る「なんだかよく分からんけどコアでハイクオリティ」なアニメである。
やっちゃったな?・・・

シュナック役の声優さんですけれど、なぜあんな声の人を起用したのやら・・・
あきらかに声が合ってないので違和感がありすぎて物語に集中できません。
映像は綺麗ですけどド素人の声優(俳優)の声一つで台無しになってます。
何処から始まった慣習か、素人声優の起用は…

いい加減辟易している。「またか」と。しかもこれだけ三流俳優を集めて何がしたかったのか。
遠藤氏の声は小さくくぐもっており、背景効果音に掻き消されて、何を喋っているのか最早殆ど聞き取れない。

物語は傑作一本を完成させてから制作開始すべきかと。語が破綻し、まとまり切れていない。映像や魅せ場に拘りながら、最初の凡庸な文章に違和感。アギトの水汲みシーンに至る迄の導入が長過ぎ、伏線にすらなっていない。
せめて冒頭にシュナックか中立都市創成シーンを入れた方がまだ良かった。アギトが父の偉業を語る説明だけでは、森の驚異と人間との戦いの壮大さも全く伝わらず、森を人型に具現表現した設定も森の神格を壊している。
また登場人物が圧倒的に少なく、主要人物以外の設定がない事も物語の稀薄に拍車をかける
強化体三人衆は最後の友人父の力の見せ場も、この期に及んで出す意味がなく彼が最も存在が弱いと云える

キャラデザに顔面横幅広い地味絵な緒方氏を起用している点も痛い。人物個々の描き分けデザインが全く出来て居らず、後半アギトとシュナックの戦闘シーンは髪と眼色が似ているだけに見分けが付きにくい。何故、キャラデザを山形氏に任せなかったのか。せめてシュナックの髪型くらいは変えるべきだったと思う。(金髪とも顔が酷似しており、もう何も云えない…)

主役は自我もない少年と、他人の言葉一つでふらりと敵方へいく少女。感情の起伏もない素人声優の声は彼等を更に精神のない抜け殻にした。双方に恋愛感情等あるとは思えず、少年が少女を助ける根拠も描かれていない。怒りもなければ純真無垢な訳でもない。主役級に向かない無特徴な彼等に不満だ。

映像は美しい。ただ、それだけ映像に拘りながら、何故、銀髪の塗りが粗雑なのか疑問に思う。白なのか水色なのかどっち付かずのべた塗り、髪を縁取る白線が浮き出て違和感の固まりだった。
「銀髪」設定にする意義があったのかどうか…



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